歴史


オール甲南テニスクラブの名誉会長である伊藤英吉氏(100歳)が2011年8月30日に老衰のためお亡くなりになりました。

伊藤名誉会長は、1931年全日本選手権シングルス準優勝、1933年デ杯代表、同年全仏選手権4回戦、全米選手権2回戦、1936年ウィンブルドンシングルス3回戦、ダブルスベスト8と輝かしい戦績を残されました。一方、伊藤名誉会長はビジネスマンとしても伊藤忠商事の重鎮として活躍され、英国K.B.E.勲章を受章されています。また、かつてウィンブルドンで活躍された伊藤名誉会長には、ウィンブルドンの特別なクラブハウスに入る特権が与えられていたそうです。

伝統あるオール甲南テニスクラブの基礎を作られた方で、その後も名誉会長として色々と後輩のご面倒を見て頂きました。ここに、生前の伊藤名誉会長に感謝すると共に、ご冥福をお祈り致します。

1933年
ウィンブルドンセンターコートの
伊藤英吉さん
1933年
ウィンブルドンの
伊藤英吉さん

1933年
伊藤英吉 対 Cliff sutter戦